道化師が描く、愛ある官能小説 >> 人妻官能小説 家庭内盗撮の妄想 

2007年05月11日

呉ノ朱

 朱里さんの小説サイト「呉ノ朱」をご紹介します。官能小説と呼ぶよりは、「性愛表現(官能表現)のあるオリジナル恋愛小説」という呼び方が、しっくりくる小説群だと感じます。
 
 自作品に限らず、小説という表現形式そのものを愛していらっしゃるのが、作品から伝わってきます。そして、サイトの凝った造りにも、その愛が溢れています。黒基調の雰囲気や本の表紙写真から、私は「真夜中の図書館」という言葉を連想しました。
 
 呉ノ朱 ─ 官能表現を含む、オリジナル小説
 http://kurenoaka.jpn.org/

 そして、何よりも書き手として文句なしに上手い。表現が安定していて、独特の味があります。基礎がしっかりしておいでの上に、紋切り型表現がほとんどなく、朱里さんご自身の言葉で語られているのが、本当に素晴らしいと感じます。きめ細やかな心情描写は圧巻。
 
 私・道化師自身が描きたいものの一つが、「性描写を制限しない恋愛小説」なので、視点というかスタンスは当然違うにしろ、朱里さんの物語と向き合う姿勢に、不遜ながら共感を感じてもいます。
 
 題名のつけ方は、粋で的確。「忘れてしまおう」「愛などない」「三千世界の鴉を殺し」といった暗示的なタイトルは、つい読んでみたくなりますよね。そして、読めば、その表現の巧みさに惹き込まれてゆく筈。
 
 どぎつい性描写、性的残虐性、けれんみとは、まるで無縁な作品世界。しかし、そこには確かに豊潤なエロがあり、登場人物たちによる愛と性の葛藤と、内に秘めた情念の発露があります。
 
 「抜く」のではなく、「もよおす」のでもなく、広い意味で「感じる」小説サイトだと思います。恋愛譚として楽しむもよし、物語の醸し出す官能に酔うもよし。こんなサイトは、なかなかありません。
posted by 官能小説書きの道化師 at 18:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめ官能小説サイト
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