道化師が描く、愛ある官能小説 >> 人妻官能小説 家庭内盗撮の妄想 

2007年01月11日

黄昏のパトス

 桂大枝さんの官能小説サイト「黄昏のパトス」をご紹介します。桂さんの興味対象は官能小説以外にも実に幅広く、お笑いコラムの「NO下地」は、「笑い」に対する造詣の深さが伺えます。これらを含んだ全体を、「あのバカは荒野をめざす」というタイトルでまとめられています。
 
 専門領域というか、創作の矛先が向かう主な先は、人妻・近親相姦方面。最近は、母と息子の関係を描いたものを多く書かれています。しかし、視点やトーンがワンパターンにならず、ある時はシリアスな文体で、別の作品ではコミカルな筆致でと、多彩な表現の幅が持ち味の方だと感じます。
 
 桂大枝 官能小説集 黄昏のパトス
 http://karen.saiin.net/~katsura/door.html
 
 書き手として新しいテーマや表現手段に挑むのは、とてもエネルギーの要る作業です。そして、自分の得意な領域を掘り下げるのとは別種の、大海原を前にした船乗りにも匹敵する気概が必要だと感じます。<少し大げさですか、私?w
 
 最近のメインテーマとなっている「母」、そして大作にして代表作でもある「志穂、哭く。」などで描かれる「人妻」。官能小説の数あるジャンルの中でも、これらは「女というエゴ」と「母や妻というペルソナ」との葛藤の物語という性質を、特に色濃く持っています。
 
 妻や母は、本来は愛欲の世界から最も隔たった場所にいると期待される存在。しかも、後者との性行為は近親相姦にあたるため、タブー感覚は強烈です。その禁断の性愛をテーマに、時に深刻なトーンで、時に軽妙な笑いを交えて語られる「母恋変奏曲(ははこい・へんそうきょく)」。
 
 その作品は、いろいろな味と香りを楽しめる七色のドロップスのよう。サイトタイトルにある「パトス」ばかり目が行きがちですが、それを裏から支えているのは内なる「ロゴス」の存在に違いないと、常々私は思っております。
posted by 官能小説書きの道化師 at 15:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | おすすめ官能小説サイト
この記事へのコメント
えっと……その……ありがとうございます(汗)
Posted by katsura at 2007年01月11日 23:07
ほっほーい、でございます。「母恋変奏曲」は私としては、ツボなネーミングです。<自画自賛
Posted by 道化師 at 2007年01月12日 18:40
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