道化師が描く、愛ある官能小説 >> 人妻官能小説 家庭内盗撮の妄想 

2007年01月03日

EGO[イーゴ]

 NOV.FALLさんのオリジナル小説サイト、EGOをご紹介します。エロな要素はふんだんにあるものの、「官能小説」という呼び名は似合わない。さわやか&モヤモヤ系(笑)の青春恋愛小説・MC風味。読めば、多感だったあの頃の感覚が鮮やかに蘇る、そんな小説サイトです。
 
 EGO[イーゴ] - オカルト、SF、ホラー風味のストーリー with Eros.
 http://www.cmo.jp/users/nov/

 幼い子どもというものは、大人たちが期待するように、天使のように無垢で純真なだけの存在ではない。人間のエゴイズムをストレートに表現する、餓鬼のような一面もある ── というのは、あくまでも大人の側からの解釈であって、当の子どもたちは自然に振舞っているだけに違いないのですが。
 
 過ぎ去りし青春の日々に対しても、似たような記憶の整形と、大人の都合による解釈が行われているように思います。
 性的な懊悩のまるでない純愛 ── それはそれで美しいけれど、嘘臭くなりかねない。一方で「あの頃」に恋焦がれた女性への想いが、性欲にだけ支配された単純なものでなかったのも、また確か。
 
 NOVさんの書かれる小説、中でも代表作である長編「秘密の箱」は、テーマのひとつとして、思春期の男の子の誰もが経験する、悶々とした心と体(思慕と性欲)のせめぎ合いを描いています。
 好きな先輩との関係が、思い通りにならない。それを変えてゆける力を手にしても、それを無制限には使えないし、使いたいとも思わない。
 
 男という生き物が、恋愛に何を求めているのか。それは、もちろん個々人で違うだろうけど、少なくとも魔法で好きな女を人形のように動かしたい訳じゃない筈。
 だけど、虚しいとわかっていても尚、時には無性に禁断のその力が欲しくなる。慕う気持ちが強ければ強いほど、その葛藤もまた激しさを増すように思います。
 
 リアリティとファンタシィとが織り成す、小説としての絶妙のバランス。そして、自分が体験し得なかった過去を「懐かしく」追体験できる、時を超えた遠眼鏡 ── NOVさんの描かれる小説世界は、そんな不思議で快い感覚が詰まった、まさに「秘密の箱」と呼ぶに相応しいものです。
posted by 官能小説書きの道化師 at 19:53 | Comment(2) | TrackBack(1) | おすすめ官能小説サイト
この記事へのコメント
ご紹介、過分なお言葉、大感謝です。
随分前に気付いていたのに、コメント&ご連絡おそくなりました。

禁断の力、マジで未だに欲しいですよ、私はw
Posted by NOV.FALL at 2007年01月24日 03:50
 本心からおすすめするに足ると感じるサイトを御紹介してゆきたい ── な〜んて書くと、いかにも偉そうな態度に見えて嫌ですが、このカテゴリはそういう基本スタンスで臨みたいと思っています。
 
 私自身を含めて、作品に何らかの特徴や志向を持っているということは、同時にそれを欠点として受け取られる可能性を含んでいることでもある。だから、「万人向けのお薦め」は存在し得ないのかも。
 
 しかし、いわゆる「好みの違い」だけで片付けるのは乱暴だと思うのです。作者の創作スタンス、スキル、お人柄も含めて、いいものはいい。そして、どのように良いかについての記述は、それほど外してないのではないかと自負しています。
 
> 禁断の力、マジで未だに欲しいですよ、私はw

 私もです。w だからこそ、自作の官能小説の中で、その力を手にした感覚を味わおうとしている気がします。暗示、暴力、脅迫、調教、薬物、そして監禁や盗撮……。それらは、妄想の中で愛する者を自由にするための、手段のバリエーションなのでしょう、きっと。
Posted by 道化師 at 2007年01月25日 11:16
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Excerpt: 「家庭内盗撮の妄想」――道化師さんのブログで、過分なお言葉と共にEGO[イーゴ]をご紹介頂きました。(大感謝!)http://blog.sakura.ne.jp/tb/2928376  お礼というの..
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Tracked: 2007-01-23 23:03

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