道化師が描く、愛ある官能小説 >> 人妻官能小説 家庭内盗撮の妄想 

2006年11月02日

何のための官能小説かは、書き手によって違う

 自作の官能小説を、Webで公開する三つの動機で考えたように、官能小説を書き、それを読んでもらうことで得る利益や満足は、人それぞれです。もちろん、一人の書き手の中に、同時に複数の動機が存在することはあります。むしろ、その方が一般的でしょう。
 
 自己表現として始めた事だけど、書いたものを「できたら」お金にしたいし、「なれるものならば」プロになりたい ── 多くのアマチュアWeb作家が、感じているところではないかと思います。
 
 エロ系の創作物(絵、アニメ、マンガ、小説など)が、他のジャンルに比べて実際に質が低いかどうかは別にして、下に見られているのは確かです。エロ作品として優れているかと、創作物として優れているかは、必ずしも一致しないでしょうが、それでも比較的楽そうに感じる方が多いでしょう。
 
 一方、官能小説サイトは非エロの小説サイトに比べ、集客面ではかなり有利です。なので、金儲けは(実写系アダルトサイト程ではないにしろ)しやすいはずだとイメージできます。つまり、ハードルが低いという印象が、複数の動機を持ちやすくさせている要因の一つだと考えられます。
 
 
 
 ただ、どの動機が自分にとって一番大事なのか、自分はどうする事で喜びを得るつもりなのかは、明確に意識していた方が、結果的に満足感は高くなると、私は考えます。
 
 例えば「上手くなりたい」とは、ほとんどの書き手が願うところでしょうが、自己表現がサイトの目的であるなら、何も苦しい思いをして文章修行に励む必要はない。仲間うちで読んでもらうというノリの延長なら、「こんなの書いたよー」と告知すること自体が喜びである筈だから。
 
 この「上手くなりたい」は、実は二つの意味を含んでいて、官能小説が上手くなりたいのか、小説そのものが上手くなりたいのか、それによって修練の方向が変わってくる気がします。基本の基本は同じでしょうが、鍛える部位がかなり違うように私は感じます。
 
 また、サイトでお金儲けをするなら、小説とかテキスト・オンリーという形態にこだわらず、画像・映像・その他の表現を組み合わせて、刺激を高め、来場者をその気にさせる方が効果的でしょう。この場合、小説は数ある手段の一つであるに過ぎません。
 
 
 
 他の書き手の方とお話しする時、その方の小説サイトの運営目的がわからないと、無益な摩擦や行き違いを生むことがよくあります。
 金儲けを第一義に考えている人に、「サイトに広告を載せるなんて不純だ」と怒っても仕方がないし、自己表現や仲間うちでのワイワイガヤガヤが主たる目的なのに、「向上心がない」と責めるのも、またお門違い。
 
 逆に、文章技術を磨こうとする意欲の余り、自作ばかりか、他人の文章表現を厳しくチェック・指摘する人は、純粋に楽しみのためにサイトを運営している方や、アフィリエイターにとっては、ウザい以外の何者でもないでしょう。お互い、目指すところ、求めるものが違うのですから。
 
 官能小説は、非官能小説(と、ひと括りにするのも乱暴ですが)に比べて、サブジャンルが非常に細かく分けられています。いわゆる「××モノ」というヤツですが、そうした区分以上に、私は書き手同士においては、この目的の違いの方が、互いの距離という点では大きいと思います。
 
 自己実現を目指すから偉い、プロを志向するから凄い ── そんな事はあり得ないし、金儲けが卑しい行為である筈もない。また、純粋に自作の公開を楽しんでいる人たちを、進歩がないと斬り捨てるのも、不遜な思い上がりというものでしょう。
 
 目的が変われば、行動は変わって当然。むしろ、変えないと目指す満足・成功は得られない。他人は他人、自分は自分です。(もちろん、作品がエロいか、面白いか、自分の好みかといった事は、また別の判断尺度としてありますが)
 
 そうした彼我の違いを認めた上で、共鳴・共感でき、各人の目的達成のために刺激しあえ、役立ち合える間柄の仲間にめぐり合うきっかけになれば、自作官能小説のWebでの公開は、とても意義のある事だと私は思います。
posted by 官能小説書きの道化師 at 12:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 官能小説について考える
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