道化師が描く、愛ある官能小説 >> 人妻官能小説 家庭内盗撮の妄想 

2006年09月01日

自作の官能小説を、Webで公開する三つの動機(2)

 官能小説をWebで公開する二番目の動機は、ズバリ金儲けです。アダルトサイトは、元々この目的には適しています。
 ただ、官能小説はアダルトサイトの中でも、最も地味なジャンルの一つです。同じ文章メインでも、告白系サイトの方が、読者参加型であることもあり、集客にはずっと有利です。
 
 アマチュアがWeb上の官能小説でお金を得ようとする場合、大きく分けて二つのやり方があります。まず、作品の閲覧・ダウンロードを有料化して、作品そのものを売って収益を得ること。もう一つが、いわゆるアフィリエイターとして、自サイトに掲載した広告で収入を得るやり方です。
 
 
 私はどちらの経験もないのですが、前者は「同人活動」という形式をとって行われることも多いようです。
 はてなダイアリーキーワードによれば、同人とは「同じ志を持つ仲間たちの意で、特に俳句や詩など、表現活動における同好の士を指す。最近ではもっぱら、自費出版の漫画や自主開発のゲームの発行・販売活動をこう呼ぶ」といった意味のようです。
 
 サイトからのダウンロード販売もですが、夏や冬に有明のビッグサイトで行われるコミケ(コミックマーケットの略)という同人誌即売会での販売が、同人活動の目玉になると聞きます。ただ、小説はゲームやCG集やコミックに比べて、売れにくいのはあるようです。やはり表現方法として地味なのと、ある程度は読者を選んでしまうということでしょう。
 
 いずれにせよ、創作時間+営業・販売活動で要した時間の総計は、かなりのものです。通常の時間単価で計算すると、大きく赤字を出してしまう場合がほとんどでしょう。採算ベースに乗る人気作品は、まさに一握り。
 当然ながら良い作品もある筈ですが、品質を高めようとすれば、ある程度の時間はどうしても必要です。となれば、金額の不足分を自己顕示・自己実現の満足で補うことになります。
 
 
 これに対して後者のアフィリエイトは、自分のサイトに来てくれた人を契約先のサイトに誘導し、行った先でその人が買い物や契約をしてくれたら、その売上のうちの一定の比率が収入になるという仕組みです。官能小説そのものではなく、サイトの集客力をお金に換えようとする考え方です。
 
 この場合、掲載されている官能小説は商品ではなく、お客様を誘引するノベルティのような位置づけになります。
 よって、作品の内容や質よりも、むしろサイトの造りとPRのやり方、新しい小説をリリースする頻度の方が、重要視されることになる筈です。もちろん、質が高いに越したことはないのですが。
 
 サイトデザインは必然的に派手になり、時にはメインコンテンツである筈の官能小説が、沢山のリンクバナーに紛れてしまうこともあります。
 私も経験がありますが、サイトづくりやSEOに凝ってしまうと、本来の小説執筆に向けるべきエネルギーが分散してしまい、作品の質に影響する可能性は強く感じます。
 
 
 多くの場合、サイト運営の目的は一つだけではありません。複数の動機が絡み合っています。私自身がそうです。ただ、このアフィリエイト系のサイトづくりは、他の動機とトレードオフの関係になりやすいものです。
 
 自己顕示・自己実現のためには、他の要素を取り去って、何よりも官能小説を際立たせたい。だけど、アフィリエイトで稼ぐには、リンクバナーの方に目が行くようにしなくてはならない。そこに、ジレンマが生じます。
 
 また、有料化した小説を買ってもらうには、書く小説に価値を持たせる必要がある。つまり、作品としての品質を高めるために、文章表現を磨かなくてはならない。それは、地道な作業で時間が掛かる。しかし、頻繁な更新をし続けるには、一編当たりの執筆・推敲時間を短くするしかない ──。
 
 アフィリエイトという手段が悪いわけでも、ましてや金儲けという目的が間違っているのでもない。
 ただ、この動機が強さを増すに連れ、書き手が大切な何かを犠牲にしなくてはならなくなるのは、言わば必然でしょう。無論、希少な例外はあるかと思いますが、その危険は常にある。そう考えなくてはなりません。

この続きは、こちらで >> 自作の官能小説を、Webで公開する三つの動機(3)
posted by 官能小説書きの道化師 at 16:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 官能小説について考える
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